最近、生成AIを仕事だけではなく、趣味にも使い始めました。
今回試してみたのは、AIと自分の好きな漫画・アニメ・物語について話しながら、オリジナルキャラクターを作っていくという方法です。
最初から「キャラクターを作ろう」と細かい設定を決めていたわけではありません。
自分がこれまで見てきた作品、好きだった登場人物、印象に残っている場面などをAIに話していきました。
すると、単なる作品の感想だったものが、少しずつ「自分はどんな物語が好きなのか」「どんな人物に魅力を感じるのか」という話に変わっていきました。
そこからオリジナルキャラクター作りにつなげてみました。
まずは自分の「好き」をAIに話してみる
今回面白かったのは、いきなりプロンプトを書かなかったことです。
「こういうキャラクターを作ってください」と指示する前に、自分が今まで好きだった漫画やアニメについて普通に話しました。
例えば、
- この作品のこういうところが好きだった
- 子どもの頃と今では、同じ作品でも好きな人物が変わった
- 強い主人公より、こういう立場の人物が気になる
- 物語の中の別れや境界のようなテーマに惹かれる
といったことです。
これは一見すると、AIと雑談しているだけです。
しかし話を続けていくと、自分でも意識していなかった好みの共通点が見えてきます。
生成AIを「答えを出してくれるもの」として使うだけではなく、自分の頭の中にあるものを言葉にする相手として使う。
創作では、この使い方がかなり面白いと感じました。
好きな要素をそのままコピーしない
ここで気をつけたのは、好きな作品のキャラクターをそのまま再現するのではなく、
「なぜ、そのキャラクターが好きなのか?」
を考えることです。
例えば、
- 見た目ではなく性格
- 主人公との距離感
- 物語の中での役割
- 強さと弱さのバランス
- 他人には見せない一面
- 物語の途中で起きる変化
といった要素まで分解していきます。
そうすると、「○○のようなキャラクターを作る」という発想から離れて、自分なりの人物像を考えやすくなります。
AIには、この整理を手伝ってもらいました。
キャラクターにIDを付けて管理してみる
キャラクターが増えてくると、誰が誰なのか分からなくなります。
そこで今回、キャラクターにID 0、ID 1、ID 2……という番号を付けて管理する方法を試しました。
名前を最初から決めないのもポイントです。
例えば、年齢、性格、考え方、外見上の特徴、物語での役割といった基本情報だけを持たせます。
まだ決まっていない部分は、無理に埋めません。
キャラクターを作るというと、最初に詳細な設定資料を完成させたくなります。
しかし今回は、あえて余白を残すことにしました。
後から物語を考えたときに、「この人物なら、こちらの方が自然だ」と変更できるからです。
同じキャラクターを何度も試してみる
生成AIの面白いところは、一度作って終わりではないことです。
「もう少し知的な印象にする」「性格を少し変えてみる」「別の服装ならどうなるか」「違う場面に置いてみる」といった試行錯誤ができます。
今回は画像生成も使いましたが、この記事では画像そのものは掲載しません。
重要だったのは完成した画像よりも、AIとのやり取りを繰り返しながら、自分の中にある人物像を具体化していく過程でした。
画像生成は、その確認手段の一つという位置づけです。
キャラクターから物語を考える
何人かキャラクターを考えていると、今度は自然に、
「この人物とこの人物が出会ったらどうなるだろう?」
という発想が出てきます。
ここから物語作りにつながります。
今回は、
趣味の話
↓
自分の好みを整理
↓
人物を作る
↓
人物同士の関係を考える
↓
物語が生まれる
という順番でした。
この方法なら、「物語を一本書かなければ」と構えなくても創作を始められます。
生成AIは「完成品を作らせる」だけではない
仕事でAIを使っていると、どうしても「何を処理させるか」を考えます。
文章を要約する、資料を整理する、プログラムを書く、といった使い方です。
趣味で使ってみると、少し違う面が見えてきました。
AIに完成品を作ってもらうのではなく、
話す → 考える → 試す → 変える → また考える
というサイクルを一緒に回すことができます。
創作の場合は、作品そのものより先に「創作を続けられる仕組み」を作るということなのかもしれません。
これから試してみたいこと
今回作ったキャラクターは、まだ完成ではありません。
むしろ、これから少しずつ育てていくつもりです。
キャラクターをストックし、設定を整理し、人物同士を組み合わせて短い物語を作る。
さらに、文章だけでなく漫画の構成や画像、いつかは映像にも発展させられるかもしれません。
生成AIがあることで、以前なら「絵が描けないから」「物語を書いたことがないから」と諦めていたことにも、かなり低いハードルから挑戦できるようになりました。
まとめ
今回は、生成AIと趣味について話すところから始めて、オリジナルキャラクター作りまで発展させてみました。
やったこと自体はシンプルです。
自分の好きなものをAIに話す
↓
共通する好みを整理する
↓
キャラクターの要素に変換する
↓
IDを付けてストックする
↓
対話しながら少しずつ修正する
↓
キャラクター同士から物語を考える
最初から素晴らしい作品を作る必要はありません。
AIと雑談するところからでも、創作は始められます。
仕事の効率化とはまた違う、生成AIの面白い使い方を一つ見つけることができました。
これからも完成したものだけではなく、どう試して、どう失敗して、どう形になっていったのかという過程も残していきたいと思います。
